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●1月30日
エタノール85%燃料で走るコルベットに対する挑戦者が登場 Bellアストンマーティン登場

Photo:Sports-Car Racing

 昨年のALMSのGT1クラスは、シーズンを通したエントリーが、GMワークスのコルベットレーシングしかなかった。今年も状況が改善される見込みはなかったため、2週間前のデトロイトショーでGMは、「2008年のALMSにコルベットレーシングは、エタノールを85%含有するE85燃料を使って参加する」と発表した。
 大きく熱価が低いE85を使うことによって、当然ながらパワーと燃費が低下する。ライバルが誰もいないことが明かだったため、GMが下した結論だった。
 ところが、たった2週間で、早くもコルベットレーシングは挑戦者を迎えることとなった・

 3年前まで大々的な活動を展開したACEMCOサリーンを覚えているだろうか? ACEMCOの銀色のサリーンS7Rは、ルマンでも上位を走行して、コルベットとプロドライブの一騎打ちに割ってはいる活躍を披露した。
 そのACEMCOのエンジニアだったジム・ベルは、昨年トランスポーツポルシェに参画したが、今年自分自身でスポーツカーチームを立ち上げることとなった。エンジニアのジム・ベルだけでなく、ビジネスマンのマイケル・フックスがチーム運営に参加することで実現したベルモータースポーツは、2008年アストンマーティンDBR9によって、ALMSのGT1クラスでコルベットレーシングに挑戦することとなった。

 ACEMCOとトランスポーツ時代同様、ヨコハマタイヤと契約して、月曜日昼に発表すると、早くも午後アストンマーティンDBR9のシェイクダウンを行った。
 E85燃料によって、どれくらいパワーが低下するのか?判らないが、ACOのレギュレーションでは、リストリクターのサイズは同じで、燃料タンクだけが10%大きくされる。そのため、ベルモータースポーツのプライベートアストンマーティンにも充分なチャンスがあると考えられている。

●1月29日
2008年のマツダはひと味違う  マツダはヨコハマタイヤとBPと契約

Photo:Sports-Car Racing

 2005年BKモータースポーツを支援することで始まったマツダのALMSスポーツカープロジェクトは、正直なところ、参加していることに意味があって、とても勝つことを目的としているようには見えなかった。同じLMP2クラスのペンスキーポルシェと比べると、予選タイムが4秒も遅いとあって、どうしても忘れられた存在となっていた。

 ところが、どんなにハンデとして大きなリストリクターをもらってもロータリーエンジンのパワー不足は解消出来なかった。軸線の高いロータリーエンジンを使う以上、適正なサスペンションジオメトリーを実現するには、専用のギアボックスが必要であることもあって、2007年マツダは、ロータリーエンジンを諦めて、フォーミュラマツダのMZRエンジンをベースとして、AERによって2リットルターボエンジンを開発することを決定した。同時にシャシーもクラージュC65ハイブリッドカーからローラB07-40に切り替えた。
 しかし、せっかく大きな決断をしたにも関わらず、2007年のマツダは、最下位争いから抜け出すことは出来なかった。

 そうして、大々的なテコ入れが行われることとなった。まず、昨年使用したクムホタイヤとの契約を解除して、スポーツカーレースの経験が豊富なヨコハマタイヤと契約を結んだ。さらに、充分な体制を実現するため、BPとのスポンサーシップ契約を締結した。BPは、ALMSが推進するグリーンエネルギー開発にも熱心であることも、契約の理由であるようだ。
 フォーミュラマツダからステップアップした若手ドライバーを育成するため、ドライバーラインナップは変わらない。

 こうして、ヨコハマタイヤを履くBPカラーのマツダローラがセブリングに登場した。
 去年との差は歴然としており、素晴らしいスピードをローラマツダは披露した。昨年であれば4秒もあったペンスキーポルシェとの差は、早くも2秒以内まで接近している。AER製ターボエンジンのトルク特性にも依るだろうが、既に場所によってはペンスキーポルシェを上回る区間タイムも記録しているようだ。

●1月29日
4つ目のアキュラチームはジル・ド・フェラン        アキュラの2008年ルマン参戦は無し

Photo:Sports-Car Racing
これが新しいARX-01b。写真は新しいスポンサーによってカラーリングが変わったハイクロフトのマシン

 2008年のALMSのため、アキュラが、4台目のLMP2カーを準備していることは知られていた。4台目のチームについて、これまで、既存のIRLチームと言われていたため、自身が希望していたボビー・レイホールの名前が噂されていた。
 また、既にアキュラLMP2カーを走らせているAGRが2台を走らせる噂。あるいは、IRLチームでなくても、ハイクロフトのダンカン・デイトンは、2台目を走らせる希望を、しばしば語っていた。

 今日セブリングで、HPDは記者会見を行って、4台目のアキュラLMP2カーは、ジル・ド・フェランのド・フェラン モータースポーツが走らせることを発表した。しかし、まだ、完全にチームが出来上がった訳ではない。現在のところ、ジョン・アンダーソンがゼネラルマネージャーに就任することが決まって、インディアナポリス近郊に拠点を築いている段階だ。

 一応記者会見で、ジル・ド・フェランは「ドライバーは決まっていない」と語りながらも、自分自身がオーナードライバーとしてドライブする可能性があることも、公表していた。
 そのため、開幕戦のセブリングと第2戦Stピータースバーグをパスして、第3戦ロングビーチから活動する予定だ。

 また、最初の予定によると、2008年にアキュラはオリジナルシャシーによってルマンへ参戦する計画だった。しかし、HPD社長のエリック・ビークマンは、正式に2009年以降の計画であることを明かとした。しかも、2009年のルマン挑戦が決定していることについて、明言は避けた。同時に現在のALMSのLMP2プログラムが大切であって、ペンスキーポルシェを破ってチャンピオンを獲得するのが最優先であるとして、ルマンやLMP1は次ぎの課題であることを強調した。

 先週セブリングでシェイクダウンを行ったARX-01bは、相変わらずクラージュLC75のモノコックを使っているが、空力とギアボックスに改良が加えられて、斬新なデザインのサイドボディを持つ。AGR、フェルナンデス、ハイクロフトの3つのチームが走らせて、ポルシェRSスパイダーに匹敵する速さを持つことを証明している。

●1月25日
アウディはALMSプログラムをキャンセルする?

Photo:Sports-Car Racing

 今週セブリングで、アウディは2008年バージョンのR10のテストを行っている。来週には、同じセブリングでALMSの合同テストが行われるため、非常に順調にプログラムが進行しているようにも思える。

 昨年アウディは、ALMSとLMSの両方のシリーズへの参戦を発表している。その時カレンダーが発表されていたのはALMSだけで、LMSの2008年のカレンダーは発表されてなかった。アウディが発表した直後、ACOは2008年のLMSのカレンダーを発表したが、驚いたことに、ルマン前に行われる3つのレースのカレンダーがALMSとバッティングしていた。

 バッティングしているALMSのイベントの総てが、公道を閉鎖して行われるストリートレースだったこともあって、LMSのカレンダーが変更されることが予想されていた。
 実際、直ぐにスパ-フランコルシャンがカレンダーを変更したため、残る2つのLMSのイベントのカレンダーも変更されるものと予想されていた。ところが、デッドラインと考えられた1月第1週にACOのLMSのプレスオフィサーに確かめたところ、LMSのカレンダーを変更する予定は無いと宣言した。

 と言う事は、もし、アウディが、ALMSとLMSの両方に参加するのであれば、2つのチームを組織しなければならない。あるいは、どちらかのシリーズへの参加を諦めなければならない。
 LMSのプレスオフィサー女史の発言は事実であるらしく、その後アウディが、2008年のスポーツカープログラムを見直していることが判明した。

 昨年アウディが2008年の活動について発表した時、ALMSとLMSで違うクルマを走らせるものの、ドライバーは同じだった。たぶん、その2つの体制は、ALMSがチャンピオンで、LMSがヨーストだろう。
 つまり、2つのシリーズを闘う、別々のドライバーを用意出来るのであれば、参加は可能となる。

 もし、ALMSにアウディが参加しないのであれば、P1クラスの有力なエントリーは無くなってしまい、総てのレースでポルシェとアキュラのP2カーによる総合優勝争いが行われることだろう。
 現在アウディは、非公式のコメントとして、ALMS開幕戦のセブリングには、予定通り参加することを認めている。しかし、その後の計画については、白紙状態であることを認めた。

 来週ALMSセブリングテストの際、アウディだけでなく、ALMSのスコット・アタートンも記者会見を行う予定であるため、その際に、この問題についての解決策の幾つかが明かとなるだろう。

●1月19日
グリーンレーシングは普及するか? コルベットがエタノール燃料でALMSへ参戦

Photo:Sports-Car Racing

 昨年“プチ-ルマン”で、2008年のシリーズについて発表した際、スコット・アタートンは、バイオ燃料やハイブリッド等グリーンエネルギーによる参加を促進することを明かとしている。既に2007年のALMSでは、ガソリンにエタノールを10%含有するE10と呼ばれる燃料を使用している。もちろん、ガソリエンジンに対してのみだが、その際、今後エタノールを85%含有するE85の使用を検討していること公表した。スコット・アタートンは、それらのグルーンエネルギーを使うレースをグリーンレーシング呼んで、参加を呼びかけていた。

 その後、アストンマーティンDBRS9 GT3カーを走らせていたバーウェルモータースポーツが、E85燃料を使うアストンマーティンヴァンテッジGT2カーを走らせる意向があることを公表した。しかし、バーウェルが参加するのは、スコット・アタートンが推進するALMSではなくLMSだった。
 何のアテの無く有能なスコット・アタートンが発表するとは考え難かったが、今週デトロイトショーで、GMは、2008年のALMSにE85燃料を使うコルベットC6Rを参加させるとを発表した。

 どうして、E85燃料を使うレーシングチームが、なかなか現れなかったのか?と言うと、エタノールが持つ熱価はガソリンと比べると34%も少ないためだ。100%のエタノールでないため、それほど極端な差はないかもしれない。しかし、大きく熱価が低いことは間違いないだろう。
 12月にACOが公表した2008年のレギュレーションは、バイオ燃料を使う場合、10%大きな燃料タンクの使用を認めることが記載されている。もしかしたら、E85の場合、10%大きな燃料タンクを使うと燃費のハンデは無くなるのかもしれない。しかし、低い熱価による、最も大きなデメリットは、パワーが少なくなることだ。現在のところ、少ないパワーについてのハンデは何も考慮されていない。そのため、多くのレーシングチームは、グリーンレーシングへの参加を断った。

 既に2008年の各シリーズへのエントリーは、大体予想出来る状況となっている。ALMSのGT1クラスへは、シーズンを通してエントリーしそうなのが、昨年同様GMワークスのコルベットレーシングのC6Rだけなのだ。自分達しかエントリーしないのであれば、パワーが少なくなったとしても、何も問題が無い、と言うべきだろう。
 例えば、多少貧弱な体制であっても、フレディー・リーエンハルトのマセラッティMC12RやアストンマーティンがALMSに参加するのであれば、E85燃料を使うコルベットレーシングは、負けてしまうかもしれないのだ。GMワークスのコルベットレーシングが、プライベートチームに負けるようなことがあったら、プロジェクトの存続に関わる大問題となってしまうため、他のエントリーが見込めないことが明かとなるまで、発表出来なかったのだろう。

●1月11日
ローラ/アストンマーティンの復活

Photo:Lola Cars

 昨年6月ローラは“屋根付き”のB08シリーズを発表している。ところが、最初11月にはシェイクダウンテストを行うと公表しながら、テストどころか、なかなか、実際の計画やカスタマーチームの発表を行わなかった。ローラB08クーペを買うと思われたインタースポーツがB06-10を走らせることを公表したこともあって、計画の進展が心配されていた。

 12月20日ACOは、GT1エンジンをLMP1カーに使う場合、純レーシングエンジンと比べて、約50馬力有利となる、新しいレギュレーションを公表した。その時、同時に噂されたのは、現在GT1クラスの中心であるコルベットとアストンマーティンが、LMP1に参加することだった。もう1つのGT1の中心はサリーンだが、サリーンのレースプログラムを行っていたORECAは、次ぎのプログラムとしてフォードV8 GT1エンジンを開発する可能性を示唆していた。

 コルベットレーシングは、直ぐにLMP1プログラムを公表したが、次ぎの計画であることを明かとした。
 そして、どうやら、ACOがGT1エンジンのため、LMP1レギュレーションを作った理由は、アストンマーティンであることが判明した。しかも、シャシーを作るのがローラであることも噂されるようになった。

 そして、10日、バーミンガムショーにおいて、ローラとシュロースレーシングシステムとアストンマーティンは、新しいローラB08-60クーペにプロドライブが作るアストンマーティンV12 GT1エンジンを積んで、2008年のルマンとLMSへ参加することを発表した。ドライバーも、2008年シュロースレーシング躍進の立役者となったヤン・シュロース、ステファン・モカに加えて、プロドライブの秘蔵っ子で、シュロースレーシングの母国であるチェコ出身のトーマス・エンゲが乗り組むことも公表された。メンテナンスも従来通りJotaを中心とした体制で行われる。

 ローラとアストンマーティンのジョイントは初めてではなく、1967年ジョン・サーティースのディレクションで、ローラT70とアストンマーティンV8を組み合わせて活動したことがある。
 2008年のローラ/アストンマーティンは、優秀なプロドライブとシュロースレーシングの優秀なドライバーが関わっていることでも判るように、中途半端な計画ではない。逆の見方をすると、ローラの実力が問われることとなるかもしれない。

 また、同時にLMP2クラスのローラB08-80クーペは、これまでGT2クラスに参加していたスピーディ-サバーレーシングが走らせることが公表された。

 最初、昨年11月にシェイクダウンを予定していたように、既にB08-60クーペは完成している。しかし、GT1エンジンのレギュレーションが発表されたのが12月20日であるため、アストンマーティンLMP1エンジンの準備が間に合わないようだ。たぶん、エンジンそのものではなく、フィッティングの問題であることが想像されるが、3月2日と3日にポールリカールで行われるLMS合同テストまでには走ることも公表された。
 童夢S102、エスカディ-イプシロンと共に、ローラも新しいルマンの風景を作ることとなるのだろう。

●1月10日
セブリングウインターテストでアウディvsプジョーvsポルシェvsアキュラが実現

Photo:Sports-Car Racing

 毎年、1月末にセブリングで行われるALMSウインターテストは、その年のスポーツカーレースを占うことが出来るイベントとなっているが、今年も、非常に興味深い内容で行われるようだ。
 昨年、結局プジョーはアメリカへ行かなかった。しかし、どうやら、2008年はALMSもターゲットとしているようで、1月28日〜30日にセブリングで行われるALMSウインターテストへの参加を表明した。

 もちろん、アウディも参加するため、昨年はルマンでしか見られなかったアウディvsプジョーの闘いが、年明け早々実現する。アウディとプジョーは、共に1台をセブリングに持ち込む。
 プジョーは、ヨーロッパで2008年スペックの908のテストを行った後セブリングへ向かうが、アウディは、21日〜23日まで、つまり、ALMSテストの2日前まで、同じセブリングで占有テストを行った後、プジョーとのテストマッチに登場する。

 セブリングテストの話題はそれだけではない。昨年ペンスキーポルシェが大活躍したため、今年P2カーの最低車重は、ACOでは+50kg、ALMSでも+25kgとなった。その25kg重くなったP2カー達にとっても、セブリングテストは、最初の貴重な勉強の場となるようだ。

 ポルシェは、25kg重くなるP2だけでなく、昨年散々のシーズンを過ごした997GT3RSRのため、9日〜11日までセブリングで集中テストを行っている。ALMSによると、ペンスキーとダイソンと共に、もう1台RSスパイダーが走っているらしい。
 アキュラは、来週14日と15日セブリングを占有して、新しいARX-01bのシェイクダウンを行う。AGR、フェルナンデス、ハイクロフトの3チームが登場する。

 ACOの場合2008年のP1カーの最低車重は900kgだが、ALMSでは従来通り925kgだ。P2カーもACOは825kgだが、ALMSは800kgだ。つまり、2008年のALMSでは、P1ちP2が入り乱れて、非常に拮抗したレースが見込まれている。もちろん、アウディvsプジョー、ポルシェvsアキュラの闘いも見逃せない。

 アウディ、プジョー、ポルシェ、アキュラの総てが、事前にテストを行った後登場するため、28日〜30日まで行われるセブリングウインターテストは、2008年のスポーツカーレースの状況を占う重要なイベントとなるだろう。

●1月9日
Sports-Car Racingがモータースポーツライターを募集

Photo:Sports-Car Racing

 当Sports-Car Racingでは、スポーツカーレースを取材/執筆するモータースポーツライターを募集します。Sports-Car Racing本誌だけでなく、Sports-Car Racing.netや、当方が業務委託されている、モータースポーツに関する取材とレポート作成が仕事となります。

 現在既に活躍されている方だけでなく、現在モータースポーツライターを目指して勉強中の方等、経験は問いません。取り敢えず、モータースポーツライターとして活動したい旨を表明してください。

 あなたの履歴書と共に、@モータースポーツに対して、どのような考えを持たれているのか? そして、あなたがAモータースポーツライターとして何を行いたいのか? を記して下記までご連絡ください。
 履歴書については、経験と資格の有無は問いませんが、対象がモータースポーツですから、語学、自動車関連技術の経験について、記していただくことをお願いいたします。
 その後、話し合いによって、提出していただきたいレポートのテーマを個別に連絡いたします。

 もしかしたら、即採用、待遇について、ご相談させて頂く場合もあるかもしれませんが、誰にでも出来る仕事ではありませんから、当方も、そのような甘い考えは持っていません。そのため、特別締め切りの期限は設けません。
 適任者が居ない場合でも、個別に仕事をお願いすることも考えております。取り敢えず、意志を表明してください。

**締め切りの期限は設けませんが、応募と問い合わせ等は、下記のアドレスまで Eメールでお願いいたします。

*注意:
 ご自分の将来と仕事に対して真面目に考えられている方を求めているため、応募だけでなく、問い合わせの際、ご自分のお名前とご住所、連絡先を表明出来ない場合、返答をお断りいたします。
ask@sports-carracing.net   鈴木英紀まで

●1月8日
2008年もポルシェのP2カーの活躍は続く IMSAが2008年スタート時点での最低車重を公表

Photo:Sports-Car Racing

 昨年、ALMSでポルシェのP2カーが大活躍したため、ACOは、P2カーの最低車重を50kg引き上げて825kgとすることを決定している。同時に総てのP1カーの車重は25kg引き下げて900kgとした。しかし、ALMSの場合、アウディのディーゼルターボカーを除くとP1クラスに有力なエントリーが見込めないため、IMSAは、再びACOレギュレーションを独自に運用して、アウディの対抗馬として、P2クラスのポルシェとアキュラの活躍を期待することとなった。

 新しいIMSAのレギュレーションは、2008年のシーズン開始時点で、P2カーの最低車重は25kg引き上げて800kgとする。それに対して、P1カーの車重は、従来通り925kgのままとなる。
 燃料タンクの大きさも、2008年のACOレギュレーションの場合、P2クラスは80リットルだが、従来通り90リットルのままで、P1クラスと変わらない。

 この800kgと言う、新しいP2クラスの車重がポイントだ。25kg重くなることで、P1カーとの速さの調整だけでなく、IMSAは、P2クラスの中の性能調整も目論んでいる。昨年P2クラスの最低車重である775kgを達成したP2カーは、ポルシェRSスパイダーだけと考えられている。つまり、25kg最低車重を重くして、アキュラとポルシェの性能調整も実現しようとしている。

*詳しくは、近日中に発行予定のSports-Car Racing Vol.18の特集をご覧ください。



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